カーリースを利用する割合は個人・法人ともに増加傾向にありますが、初めて利用する方にとっては審査がどういう基準なのか知らない方も多いでしょう。
どういう審査基準かわかればカーリースを利用できるのか、おおよその目安をたてることができるので、今回は個人・法人の審査基準について、審査通過するためのコツについて紹介していきます。
カーリース執事
この記事でわかる内容
カーリースの審査は個人・法人関係なくローンよりも通りやすい!
最初に伝えておくと、カーリースは車を購入する際のローンとは違い、審査が比較的通りやすいのが特徴です。
その理由として、カーリースはキャッシングローンではないので、厳しい規定などはないことや金銭ではなく車を貸し付けるから、と考えられます。
どこに重きをおいて審査をしているか、しっかりと理解して快適なカーリースライフを満喫しましょう。
個人向けカーリースの審査基準!大切なのは支払い能力と債務履歴!
正直なところ、カーリースの審査は支払い能力の有無と債務履歴で決まります。
ローンの審査でも同じようなことが言えてしまうのですが、やはり信用情報の大部分はこの2点です。
一般的なカーリースの審査基準は以下の通りなのでまとめておきます。
- 年収
- 債務履歴
- 年齢
- 勤続年数
- 雇用形態
年収200万以上で債務履歴がホワイトであれば、よほど高いグレードの車を選ばなければ審査は通過できるでしょう。
年齢については多くのカーリース業者が20歳以上75歳未満であることが多いので、契約者の年齢についてはほとんどの方がクリアできるはずです。
また、審査の重要度としては低いですが、勤続年数や雇用形態についても評価対象となるので、社会的に信頼できる情報を構築しているかどうかが鍵となりますね。
カーリース執事
個人向けカーリースの審査を通過する4つのコツ!
一度審査に落ちてしまうと、落ちたという情報が記載されてしまうため、可能な限り一発で審査を通過できるように準備をしておいたほうが楽です。
では、審査を通過するためにはどうすればいいのか、今回は4つのコツとしてまとめてみましたので解説していきましょう。
1. 頭金を用意して月額料金を抑える
カーリースは頭金不要で車に乗ることができるという特徴がありますが、頭金を支払うことによって総支払額が減るので、月額料金を抑えることができるようになります。
そうなると、年収に不安があったとしても審査に通りやすくなるので、資金に余裕があるということであれば頭金の支払いを検討してみるといいでしょう。
2. 総支払額が低くなるように車を選ぶ
年収から考えてカーリースの料金が少し高くなってしまっている場合も審査に通りにくくなるので、総支払額が低くなるような車選びも大切なポイントといえます。
具体的にはグレードを下げたメンテナンスパックや車両価格の安い車を選ぶなどです。
3. 連帯保証人をつける
自身の年収や債務履歴に不安が残る場合、安定した収入を持つ連帯保証人をつけるという選択肢もあります。
この場合、自身が料金を支払えない場合は連帯保証人が代わりに払わなくてはいけなくなるので、金銭トラブルにならないよう話し合うようにしましょう。
カーリース執事
4. 自社審査をしているカーリース業者を選ぶ
カーリースには信販会社による審査と自社審査の2種類が存在しています。
自社審査は簡易な審査になるので、信販会社による審査よりははるかに通過しやすいです。
ただし、自社審査をおこなっているカーリース業者は中古車やサービスの面で劣っているといったデメリットもあるので、しっかりと業者を確認して選ぶようにしましょう。
法人向けカーリースの審査基準!重要視されるのは負債残高と売上高!
一般的な審査基準としては以下を参考にしてみてください。
-
借入金などの負債残高
売上高
会社規模や事業内容
設立年数
法人向けカーリースの審査基準も個人とさほど変わらず、言葉は異なりますが重要視されるのは負債残高と売上が安定してあるかどうかという点です。
負債や借入金が大きく、赤字であった場合はカーリースの利用料金を支払うことができないのではないか、といった流れになるので審査通過も怪しくなります。
負債だけではなく売上についても同様です。
安定した売上がある場合は支払いに信用ができるということなので、信頼されやすく審査通過に有利になります。
個人事業主がカーリース利用する際の審査基準も法人とほぼ同じ!
ちなみに個人事業主の方もカーリースを利用する場合があると思いますが、法人や個人と同様の審査基準です。
事業に安定した収入があるかどうか、債務履歴があるかブラックリストに載っていないかといった部分になります。
法人向けカーリースの審査を通過する4つのコツ!
法人向けカーリースの審査を通過するコツを4つ紹介します。
- 虚偽なく正確な内容を記載する
- 頭金を用意する
- 総支払額が低い車を選ぶ
- 自社審査をしているカーリース業者を選ぶ
個人向けカーリースの審査基準とほとんど変わらない以上は、法人向けカーリースの審査を通過するコツもさほど変わりがありません。
唯一、「虚偽なく正確な内容を記載する」という部分が違うので説明していきます。
法人でカーリースをする場合、「決算書・確定申告書・営業許可証」といった書類を提出しなければいけません。
審査に通過したいからといってこれらの書類を偽装など、虚偽の内容を記載してしまい、その嘘が発覚した場合には審査を通過することは100%ないでしょう。
当たり前の話にはなりますが、嘘偽りを報告する会社を信頼できるかといわれたらYESと答える方はいないでしょう。
自社について正確な内容を記載するということは忘れないでおいてください。